小樽の定番観光スポット14選 小樽観光おすすめは?
かつては北の商都として北海道経済の中心地だった小樽。
市内に25の銀行があり北のウォール街とも呼ばれ、北海道最初の鉄道が開通したのも小樽です。
明治から昭和初期の栄えたレトロな街並みが小樽には残っています。
小樽運河や小樽堺町通り、天狗山や小樽青の洞窟といった絶景ポイントなど小樽の定番観光スポットを厳選しました。気になるスポットをチェックして、楽しい小樽散策してください。
※この記事は2024年4月1日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
目次
小樽運河
小樽のランドマークのである小樽運河。全長1140m、1923年に効率的な荷物の積み下ろしを目的に造られました。
運河沿いには63基のガス灯が並び、幻想的でノスタルジックな風景は写真映えするスポットでもあり、多くの観光客でにぎわっています。
周りには石造りの倉庫がいくつもあり、レトロでノスタルジックな小樽の象徴的な場所です。都市景観100選や美しい日本の歴史的風土100選、日本夜景遺産にも選定されています。
小樽運河の中央橋から出発する、約40分の小樽運河クルーズも楽しめます。
小樽運河
小樽堺町通り
小樽堺町通りは、北一硝子、小樽オルゴール堂、小樽ルタオ、かま栄、スヌーピー茶屋などなど小樽を代表する店が軒を連ねる小樽のメインストリート。約900mの通りは常にお土産を探したり食べ歩きをしたりする観光客でにぎわっています。
南北に900mの長さでありますが、南小樽駅からの方がやや近いです。
- JR小樽駅から徒歩13分
- JR南小樽駅から徒歩6分
小樽堺町通りには無料駐車場はありません。
付近には有料の駐車場が多数ありますが、観光シーズンや週末などは満車も少なくありません。
最大料金の設定なしで30分500円というような高い駐車場も小樽には多いので注意が必要です。
北一硝子 三号館
北一硝子は、1901年に創業した小樽ガラスの老舗です。
元々は人々の生活必需品であった石油ランプやニシン漁用浮玉の製造をしていました。北一硝子 三号館は、小樽市指定の歴史的建造物で、多彩なガラス製品の展示・販売のほか、地酒やワインの販売だけではなく、カフェ&レストランとしても営業されています。
北一硝子 三号館の基本情報
小樽オルゴール堂 本館
小樽オルゴール堂本館は、大正4(1915)年に建てられた歴史的建造物を利用しています。国内最大級の約5,000種類・80,000点ものオルゴール扱うオルゴール専門店です。また、オルゴール堂の制作体験館「手作り体験 遊工房」では手作りオルゴールの体験をすることもできます。(事前予約が必要)
小樽オルゴール堂 本館の基本情報
北一ヴェネツィア美術館
ヴェネツィアのグラッシィ宮殿をモデルにした外観。
3,000点のイタリアの伝統的な家具や調度品が展示され、貴族の暮らしや文化をご紹介している美術館です。
イタリアにちなんだ衣装を着て記念撮影ができる、貴族体験&記念撮影もあります。
混んでいると待つこともあるので事前のご予約がおすすめです。
北一ヴェネツィア美術館
天狗山
天狗山は、小樽市にある標高532mの山です。
展望台からは小樽市街や石狩湾、積丹半島、夕張山地など、広大なパノラマが楽しめます。
山頂展望台は「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で一つ星を獲得。夜景は北海道三大夜景の一つとされています。また、運が良いと幻想的な雲海が見られることでも話題になっています。
山頂には、5つの展望台があります。(冬季は3つ)
天狗山の山頂は展望所だけではなく、シマリス公園、アスレチックエリアやブランコなど遊具エリアのある天狗広場、全長約400mの天狗山スライダーなど楽しめる場所がいっぱいあります。
天狗山ロープウェイ
青の洞窟
小樽には海からしか行けない神秘的な「青の洞窟」。
太陽の光により幻想的な深い青に輝く絶景スポットです。
小樽運河、小樽堺町通り、天狗山と並んで注目の人気スポットです。
小樽の青の洞窟へ行けるのは、4月から10月の期間限定です。
7月、8月の夏休みシーズンは特に込み合うシーズンになります。
SALT VALLEY 408
小樽芸術村
小樽芸術村は、「旧三井銀行小樽支店」「ステンドグラス美術館」「似鳥美術館」「西洋美術館(2022年4月28日開館)」からなる複合施設です。
近現代の日本画、洋画、彫刻、ガラス工芸、ステンドグラス、家具の収蔵・展示を行っています。
小樽芸術村
北のウォール街
日銀通りと色内通りが交差する色内地区周辺には、最盛期には金融機関が25か所もある金融都市でした。
函館に16か所、札幌に10か所と北海道の中でも繁栄していたことがうかがえます。
日本銀行旧小樽支店、旧北海道銀行本店などは、夜はライトアップされレトロな銀行建築として注目されています。
日本銀行旧小樽支店 金融資料館
1912(明治45)年7月完成した、築110年以上の歴史的な建築物です。
日本銀行旧小樽支店 金融資料館の建物は、近代建築の父とも呼ばれる辰野金吾が手掛けています。
辰野金吾といえば、東京駅、日本銀行本店 本館などを手掛けた建築家です。
総工費は当時の金額で40万円に上り、日本銀行本店と日本銀行大阪支店に次いで3番目に高額な建設費だったということから、重要であったことがうかがえます。
日本銀行旧小樽支店 金融資料館
旧北海道銀行本店
旧北海道銀行本店は、小樽市の歴史的建造物に指定されています。
日本銀行旧小樽支店を手掛けた辰野金吾の弟子・長野宇平治が手掛けた建築です。
現在は、小樽バインというワインカフェ・ショップになっています。
小樽バイン(旧北海道銀行本店)
三角市場
小樽駅から徒歩1分。
小樽駅を出て左側にある海鮮丼などが味わえる食堂、カニやウニなどを買える店が15軒入っています
朝7時から食べるお店もあります。
小樽三角市場
小樽寿司屋通り
漁港として栄えてきた小樽は「寿司の街」と呼ばれるくらい、寿司屋さんが多くある寿司の町です。
小樽寿司屋通りは、「おたる政寿司」「寿司和食しかま」「おたる大和屋」「小樽町のすし」「日本橋」の寿司屋通り名店会を中心に15軒くらいの寿司屋が立ちならぶエリアです。
夏のウニなど小樽ならではのお寿司を味わえます。
小樽寿司屋通り
鱗友朝市(りんゆうあさいち)
小樽駅に近い三角市場は観光客の人が多く訪れる市場ですが、鱗友市場は地元の人が行く穴場的な市場です。
小樽駅から徒歩約25分と離れています。
鱗友朝市というように、朝4時から空いていますが空いていないお店も多いので注意。
また、観光地的な市場ではなく、本格的な市場のため14時には閉まります。
鱗友朝市の中には海鮮丼なども食べれる朝市食堂、いち乃家の2件の食堂も入っています。
鱗友朝市
手宮線跡地
旧国鉄手宮線は、官営幌内鉄道として北海道で最初に開通した鉄道です。
1880年に小樽の手宮-札幌間が開通。1882年には幌内まで約90㎞の全線が開通しました。
官営幌内鉄道は、幌内から石炭を小樽の港へ運ぶために作られた鉄道です。
廃線後のスペースを整備し、当時使っていた線路や踏切、遮断機を残し、約1.6kmの散策路として利用されています。
線路や踏切、遮断機を残しているので、線路での写真撮影も人気スポットです。
旧国鉄手宮線
田中酒造 本店
店舗は小樽市の「歴史的建造物」に指定されています。
古い看板などが展示され昭和初期当時の風情に復元されています。
昭和初期に使用していた復刻版ラベルを再現した、吟醸「宝川」は本店限定です。
田中酒造 本店
にしん御殿旧青山別邸
にしん漁で富を築いた青山家の別邸として使用されていた旧青山別邸は、国の登録有形文化財に指定されている大正時代に建築された歴史的建築物です。
この旧青山別邸は、にしん御殿としても知られ、小樽貴賓館という名称で親しまれています。
また、アニメ・マンガ共に話題になっている、北海道を舞台した「ゴールデンカムイ」にも登場しています。
にしん御殿 小樽貴賓館・旧青山別邸
おたる水族館
北海道を代表する水族館の1つです。
ネズミイルカは、国内でもおたる水族館だけで飼育されています。
海獣公園のアザラシは、餌をあげる体験ができます。
また、屋内施設のイルカスタジアムではオタリアショーとイルカショーも観ることができます。
おたる水族館
積丹岬・島武意海岸・黄金岬
積丹半島までは小樽駅から車、バスで約1時間。
「北海道遺産」にも選定された積丹半島神威岬から望む景色は絶景です。
四季折々に見せる風景、静かな海岸に沈む夕日は息をのむ美しさです。遊歩道も完備されており、周辺を散策できます。
島武意海岸は「日本の渚百選」のひとつです。
透明度が高い積丹ブルーの絶景の海を見渡すことができる。
黄金岬は、美国港の先から海へと突き出ている岬です。
ニシンの群が朝日や夕陽を受けて黄金色に輝くことが黄金岬の名前の由来となっている。